憧れのボーイスカウト
子供ころから憧れていたボーイスカウト。
同じクラスの子が制服を着て颯爽と歩く姿は、本当にカッコよかった。
親に入りたいと願ったが・・・
当時はまだネットなど普及していないバブリーな時代。
どうやって入隊するのか?親も分からなかった。
子供がボーイスカウトの年代となり、入隊へ・・・
やっぱり外は楽しい!!
ボーイスカウトに入隊し、屋外で活動することが増えた。
それまでは、外で遊ぶ・・・
もっぱら公園。
行ったことのない公園を検索しては、ドライブがてらに連れて行ったものだ。
だけど、どの公園も遊具は同じようなモノばかりで・・・
同年代の子供と遊ぶことがなかなかなかった。
ボーイスカウトに入り思ったのが、やっぱり外って楽しい!
屋外活動での遊びは、新鮮!
子供を夢中にさせるゲームが盛りだくさん!
手旗一つで「だるまさんが転んだ」がレベルアップしたものになったりする。
活動を通して、我が子だけでなく、他の子供さんや親御さんとも親交が図れ、気づけば育児相談会に。
今まで一人で悩んでいたことが、よその親御さんも同じ悩みを抱えていた。
悩んでいたのは、
私ひとりじゃないんだ
と日々の活動で安心と心強い仲間と出会えたと感じる。
ひとりひとりの個性を大切に
ボーイスカウトでは、様々な性格の子供さんと一緒に活動をする。
小学生低学年より始める活動は、
いかに個性を大切にするか
皆と違っていい。
個性を伸ばす。
組毎に生まれる団結力によって、様々な個性が少しづつ頼もしい姿へとなっていく。
大人も夢中なボーイスカウト
ある時、救急手当という項目をクリアするのは、どうしたらいいだろうか…
と悩んでいる指導者がいた。
救急手当
鼻血が出た時の対応
切り傷の時の対応
火傷のした時の対応
貧血の対応
脈、熱の測り方
三角巾のやり方
小学生にとって、どんな風にしたら理解してくれるのか?
座学ではきっと飽きてしまう。
指導者、保護者と話し合って、
ドラマ仕立てでやってみよう!
と俳優、女優のシナリオを皆で考え配役を決めた。
ある日のキャンプの朝。
朝礼のようなセレモニー後に
突然、意識を失うフリをして倒れる大人
「どうしよう?!」
「助けてあげて~!!」
と子供たちの前でオロオロするフリをする大人。
子供たちも必死で
「大丈夫?」と囲みだし
次々と、大人のアドバイスをもらいながら助けていく。
キャー鼻血が出た!!
とまた別の大人
あっつぅ~!火傷した!!
とまた別の大人
どってーんと激しくこけるフリをする大人
4~5個目くらいから子供たちから、
「えらい怪我人多くない?」
と気づきつつも、一つ一つ処置をしていく子供たち。
このキャンプでの出来事は、子供たちにとって、とても印象深い出来事と刻み込まれ、翌年、翌々年になると、大人のアドバイスも無しでヒョイヒョイと処置ができるようになった。
世界観に引き込む
日々の活動も、ただハイキングやキャンプをしているわけではない。
その月、その月テーマがあるわけで・・・
そのテーマの世界観に子供たちを引き込み夢中にさせ、様々な課題をクリアさせる。
やり遂げた時の達成感の表情は、いつ見てもいい表情だ。